【所さんの目がテン】魚介類の年齢を知る方法と年齢知ってどうするの?
10月4日に日本テレビ系で放送された所さんの目がテンで東京大学大学院時代アサリの年齢の研究をしていた桝アナウンサーが水生生物の年齢が分かる方法を紹介しました!!
魚の年齢知ってどうするの?と思いましたが、年齢を知ることで様々な事がわかって面白かったです。
天然のウナギの仔魚を発見した世界的ニュースもこの年齢を知るという事が大事だったそうです。
貝や魚などの年齢がわかる方法とは?
ホタテの年齢
ホタテの殻は1年に1本成長を表す年輪が刻まれる。
海水温度の低い冬場の成長が遅くなるのでその年輪が殻に現れる。
この為、殻の線の数がホタテが超えてきた冬の数になるので線+1歳がそのホタテの年齢
キンメダイの年齢
魚の頭の中には耳石というカルシウムの塊が入っていて、そこにしっかりと成長が刻まれているので耳石を取り出すことで年齢がわかる。
耳石は魚の両目の横に1つずつある。
骨の中にあるので見つけづらいがこんな感じの奴が目の横の骨の中にある。
この耳石を拡大してみると・・・
貝殻同様に耳石にもラインが出来ている。
冬場は成長が遅くなるので、年輪が耳石に現れる。
この耳石はわかりにくいそうですが、左から1本、2本、でそこからさらにうっすらと3本目があるようで、3本のラインがあるので4歳だと年齢推測ができる。
年齢わかってどうするの?
年齢と大きさのデータを取ると、次からは耳石を取り出す必要がなく、魚の大きさから大体の年齢がわかるようになる。
漁師さんなどが現場で見ただけで若い魚かどうかの判断がつきやすくなるので水産資源の管理に繋がる。
耳石には年輪だけでなく、日輪という昼と夜の成長が刻まれた線もある。
稚魚などの研究にはこちらの日輪を利用することが多いが、稚魚の小さな耳石を取り出し薄くなるまで削って初めて顕微鏡で見えるようになるレベルだそうです。
この日輪を調べる事で世界的発見ウナギの仔魚の発見に貢献した。
稚魚や卵は潮の流れで運ばれてくるので、日輪がわかれば何日前にどこで稚魚が生まれたかがわかる。
ウナギの仔魚の耳石の日輪を基に生後日数を特定し、海流をたどることでさらに幼い仔魚を発見という作業を繰り返し産卵場所を発見したそうです。
さらに仔魚の耳石の日輪から産卵時期が新月付近であることも推測された。
そして、新月付近に調査を行い産卵場所を発見したそうです。
年齢を知ることで色々な事がわかるんですね~
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